有酸素運動と無酸素運動の違い
運動には、大別すると、「有酸素運動」と「無酸素運動」の2種類あります。
どちらも、ダイエットのためには有効な運動ですが、より深く知るため、それぞれの特徴について、詳しく見てみることにしましょう。
有酸素運動は、体脂肪を燃焼させる運動です。
継続的に、十分な呼吸を確保し、酸素を消費しながら行う運動で、具体的には、ウォーキングやジョギングなどが、それにあたります。
脂肪を燃焼させるためには、それに応じた十分な酸素が必要なので、息が切れてしまうほどの激しい運動をしていては、脂肪は燃焼されません。脂肪が燃え始めるのは、有酸素運動を始めてから20分くらい後と言われていますが、日頃、あまり運動していない人は、15分程度の運動から初め、少しずつ運動時間を伸ばしていくと良いでしょう。
有酸素運動は、無理なく継続することが重要です。
無酸素運動は、基礎代謝量を上げることで、やせにくい体を作る運動です。
ダイエットというと、脂肪を燃やす有酸素運動をイメージする人も多いかと思いますが、有酸素運動だけでは、全体の筋肉は減ってしまう可能性もあります。
筋肉は、基礎代謝量アップのために必要ですから、筋肉が落ちれば、自ずと太りやすい体質になります。
無酸素運動がされるときには、酸素ではなく、筋肉に蓄積されたグリコーゲンが消費されます。
短い時間でなされる運動ですが、筋肉を鍛えることが可能な運動です。
具体的には、陸上の短距離走や、ダンベルを使った筋トレが無酸素運動に該当します。
無酸素運動で基礎代謝量を上げることをした後、有酸素運動で脂肪を燃焼させる、という順番で効率よくエネルギーを消費させ、ダイエットを成功させましょう。