食事誘導性熱代謝量を上げる方法
1日の消費エネルギー量全体の中では、割合的には少ない食事誘導性熱代謝量ですが、基礎代謝量や運動量と同時にアップしておけば、より効果的にダイエットをすることが可能です。
食事誘導性熱代謝量を上げるには、どのような方法があるでしょうか。
まず、食事を取る前には、軽い運動をしておくと良いでしょう。
食事の前に運動を行うと、燃焼される脂肪の量が増加します。
エネルギーも長く持続するような状態になるので、結果として、食べる量も少なくて済みます。
食事前の運動は、さほどハードな運動でなくても、軽いストレッチ程度のものでも、効果的だと言われています。簡単な内容のもので構いませんので、ぜひ実践してみましょう。
また、食事は、冷たいものよりも温かいものを、積極的に選び、食べるようにしましょう。
一般的には、温かいものを食べると、体温は上昇します。体が温かくなって血行が改善すると、基礎代謝量を上げることになります。ケシ・コショウ・ショウガ・サンショウ・シナモン・トウガラシなどの香辛料で胃腸を刺激し、血行を促進ことも効果的な方法です。
少し意外かもしれませんが、食べ物を美味しいと感じることも大切なポイントです。
味覚と嗅覚が刺激を受けると、交感神経が活発になり、ノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンによって、心拍数の増加や血圧の上昇が促進され、消費エネルギー量がアップするということになります。食事は、大勢集まってするなど、楽しく食べた方が効果的ということです。
その他のポイントとして、毎日、朝食をしっかりと食べることも大切です。
食事誘導性熱代謝量は、朝が最も上昇しており、次第に低下していきます。活動量が減る夜は、食べたもののエネルギーが消費されづらいので、夜食を食べると太る原因になります。
夕食はできるだけ早い時間にし、朝食はしっかりとって、摂取した栄養は、日常の生活の中でエネルギーとして消費するようにしましょう。