基礎代謝量の計測方法
基礎代謝量は、人が生活していくうえでの必要最低限のカロリー量を示していますが、ダイエットを目指している人は、まず、自分の基礎代謝量がどの程度なのかを知っておくことが重要です。
基礎代謝量以下の無理なダイエットをすると、エネルギー全体が不足します。エネルギーが不足すると、体が省エネモードに切り替わり、結果として、基礎代謝量が減少し、やせにくい体になってしまうのです。
無理な食事制限によるダイエットは、努力してやっても、逆効果というわけです。
自分の基礎代謝量が、具体的にどの程度の値なのかを、確実に把握しておきましょう。
基礎代謝量を測る方法は、色々とあります。
最近では、基礎代謝量を計測可能な体脂肪計なども開発されているので、そうしたものを利用すれば、簡単に基礎代謝量を知ることができます。
高機能な体脂肪計がなくても、厚生労働省が発表している、『性・年齢階層別基礎代謝量基準値と基礎代謝量(平均値)』という表を利用する方法もあります。
この表から、自分の年齢を元に見ても簡単です。データは、1才の幼児のものから、用意されています。
計算式を利用する方法もあり、具体的には、成人(18才以上)を対象としている『ハリス・ベネディクト方程式』という方法があります。
これは、欧米でよく使用されている計算式で、基本的に、日本人よりも全体の骨格が大きい欧米人向けに作成されているので、先ほどの『性・年齢階層別基礎代謝量基準値と基礎代謝量(平均値)』の値と比べると、この方程式で出した値の方が、値は高くなります。
しかし、基礎代謝量を知っておく上ではさほど、大きな誤差ではないので、ダイエットをする際には、どちらか一方、値の低い方と考えておくと良いのかもしれません。
『ハリス・ベネディクト方程式』の計算方法は以下のようになります。
女性の方・・・665+(9.6X体重kg)+(1.7X身長cm)-(7.0X年齢)
男性の方・・・66+(13.7X体重kg)+(5.0X身長cm)-(6.8X年齢)
電卓を使って計算してみてください。