基礎代謝量の季節・体格による影響
ダイエットを考えている人にとって、重要なポイントとなる基礎代謝量ですが、基礎代謝量は個々人によって様々に異なってきます。
性別や年齢によっても大きく違いが出ますが、その他にも、人種や生活環境、体格によっても、基礎代謝量には、違いが出ます。
基礎代謝量は、熱い時よりも、寒い時の方が上昇する傾向があります。
ですから、暖かい熱帯地方に住んでいる人は基礎代謝量が少なく、極地の寒冷地に住んでいる人は多いのが一般的な傾向です。
また、日本では四季の変化がありますが、暑い夏より、寒い冬の方が基礎代謝量は上昇します。
暑い夏に夏バテをして食欲が低下しても、さほど体重が減少しないということがありますが、こうした理由によるものです。一方、寒い冬になって食事の量が増えても、それほど体重は増加してないこともあります。これは、夏よりも寒い冬の方が基礎代謝量が上昇するためです。
気温が低い地域では、基礎代謝量は、体温をキープするために上昇します。
ダイエットを目指している人は、冬でも薄着を心がけた方が、基礎代謝量が上昇することが期待できます。
基礎代謝量は、体格によっても違ってきます。
日頃から積極的に運動をしていて、体に付いている筋肉の量が多い人は、寒い時に基礎代謝が強く働いてエネルギーを消費して体温をキープしようとします。
それに対し、運動が苦手で筋肉が少ない人は、基礎代謝量が少ないため、体に脂肪を蓄えることで体温をキープしようとします。
冬になると太りやすい、という人は、基礎代謝量が少ないことが原因である場合が多いのです。
体を動かしやすい秋に筋肉量を増やしておき、基礎代謝量を上昇させ、冬に太りにくい体を作っておきましょう。